世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥がWBC同級1位ルイス・ネリと2024年5月6日に東京ドームで対戦します。
ルイス・ネリは、「ドーピング」と「体重超過」の2度も失態を演じ、王座はく奪、さらに日本国内において無期限資格停止処分となっており、日本では“悪童”の異名も持っています。
その“悪童”に対してモンスター井上尚弥が東京ドームというビックステージでどのような戦いをするのか世界の注目が集まっています。
そこで、このブログではさまざまな角度からの勝敗予想や、海外の反応がどうなっているのかを調査しました。
Contents
井上尚弥vsルイス・ネリの勝敗予想は?
livedoorより引用
井上尚弥選手とルイス・ネリ選手の両者は、体格的にほぼ互角で、バンタム級からスーパーバンタム級への減量の影響は、井上選手にはないと思われます。
次に、ルイス・ネリの強さを考えてみましょう。
彼はパンチ力があり、一発で相手を倒す力を持っています。
特に山中慎介選手との試合は日本人ボクシングファンの記憶に残っているでしょう。
しかし、井上尚弥選手はボクシング史に残るスーパースターであり、そのディフェンス力やスタミナも高いことから、ネリ選手が相手であっても歯が立たないと思われます。
結論として、井上尚弥選手がKO勝ちで終わる可能性が高いと考えられます。
井上尚弥選手の絶好調なキャリアと実力を考慮すると、ネリ選手には厳しい戦いになるのではないかと思います。
もちろん、ボクシングは予測不可能なスポーツですので、試合が実際に行われる際にはどんな展開が待っているのか、楽しみにしていましょう!
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続いて両選手のプロフィールを見てみましょう。
- 名前:井上尚弥 (Naoya Inoue)
通称:モンスター - 生年月日: 1993年4月10日
- 年齢: 30歳(2024年2月現在)
- 国籍: 日本
- 身長: 165cm
- 階級: スーパーバンタム級
- スタイル: オーソドックス
名前: ルイス・エステバン・ネリー・エルナンデス (Luis Nery)
通称: Pantera(豹)
生年月日: 1994年12月12日
年齢: 29歳(2024年2月現在)
出身: メキシコ
身長: 165cm
階級: スーパーバンタム級
スタイル: サウスポースタイル
井上尚弥vsルイス・ネリの勝敗予想がメディアでも盛り上がっています。
日本のボクシング界の歴史を作ってきた元選手の方々の見解は、いずれも井上尚弥選手の強さが際立っていると予想しています。
具志堅用高(元WBA世界ライトフライ級王者)
海外メディアは井上尚弥選手の苦戦を予想しているが、具志堅用高さんは「それはないね」ときっぱり言い切っていました。
具志堅用高さんの見立ては、「5ラウンド以内の勝負ですよ」とネリが早いラウンドから勝負をかけてくると展開を想定しています。
その上で「(ネリは)中盤くらいには試合を投げ捨てる可能性がある」と、序盤の猛攻を迎え撃った上で井上尚弥選手の圧勝を予想しています。
内藤大助(元WBCフライ級世界王者)
井上尚弥選手の優勢
山中慎介(元WBC世界バンタム級王者)
私が2度負けた相手だが、はっきり言って井上尚弥選手とはレベルが違う。
パンチの回転は速いが、粗さがある。
ディフェンス能力も高くない。
むしろタパレス選手よりスキの多い選手だと思う。
やはり、井上尚弥選手の実力は抜けている気がする。
スポーツ報知より引用
内山高志(元WBA世界スーパーフェザー級王者)
「ネリはくせ者じゃないですか? ネリを見たいですね。ボクシングがネチネチしてるから面白いかなって。かき回すんじゃないかな」
サンスポより引用
YouTube内では、「それでも井上選手の方が強いかな」とコメントしています。
小國以載(元IBF世界スーパーバンタム級王者)
細川貴之(元IBFアジアスーパーウェルター級王者)
細川氏「井上が勝つのは誰でも予想する」と展開の予想も求めた。
小国氏は「井上くんに勝つにはパンチがなければ無理」と指摘。
細川氏も「攻撃で怖いと思わせる必要がある」と同意。
その上で「ネリは攻撃的だがディフェンスの勘もいい。
パンチが出る角度も変則的だし、見応えのある試合になると思う」と続けた。
小国氏も「あのレベルで楽な試合にはならない」と、前回のタパレス戦などを例に挙げた。
それでも細川氏は「俺は後半にボディーで倒すと思っている」と予想すると、小国氏は「中盤に顔で(KOする)」と両者とも井上のKO勝利を予想した。
スポニチより引用
海外の反応がヤバイ!
日本での井上尚弥vsルイス・ネリに対する勝敗予想は、圧倒的に井上尚弥選手優勢の見方が多かったが、海外の反応は逆に井上尚弥選手が勝つことが厳しいのではないかという見方もあるようです。
井上尚弥vsタパレスの試合を終えて、その際の海外の反応がネットニュースの記事になっていたので紹介します。
特にネリの攻撃力の高さが評価されています。
このパンチ力はヤバイ!
私は昨夜の試合をESPNのスペイン語中継「ESPNノックアウト」で観戦した。
試合中、井上がタパレスの攻撃を受けるシーンがあったが、進行役のレナト・ベルムデス氏が「もしタパレスではなくて“パンテラ”(豹の意味)ネリなら、イノウエはダメージを受けていただろう」と発言。
Yahoo!ニュースより引用
ボクシング専門サイト「ボクシングニュース24ドットコム」でクリス・ウィリアムス記者は「今夜のナオヤは全くいいところがなかった。
これまでの相手に通用したパワーが影を潜めていた。ネリならイノウエにもっと重大なダメージを与えていただろう。パウンド・フォー・パウンド(PFP)トップなんてとんでもない」と手厳しい。
Yahoo!ニュースより引用
井上限界説
クリス・ウィリアムス記者は「イノウエは今夜たくさんのパンチを浴びた。フェザー級選手との対戦ではアゴが心配になる。彼は122ポンド(スーパーバンタム級)で止まってしまうのか。
彼は天井に到達したようだ。
126ポンド、130ポンド(スーパーフェザー級)に上がれば苦しい試練が待っている」とこき下ろす。
Yahoo!ニュースより引用
勝敗予想や、海外の反応を見ると、井上尚弥とルイス・ネリの一戦は激戦になりそうですね。
この試合の地上波放送はあるのか気になります。
ルイス・ネリの戦績は?
・戦績
35戦 34勝 (26KO) 1敗
・階級別戦績
- スーパーバンタム級: 11戦 11勝 (8KO)
- バンタム級: 23戦 22勝 (17KO) 1敗
- フライ級: 1戦 1勝 (1KO)
・主な勝利
- 山中慎介 (WBCバンタム級王者) – 4回KO勝利
- アーロン・アラモ (IBFバンタム級王者) – 2回TKO勝利
- ブランドン・フィゲロア (WBAバンタム級スーパー王者) – 判定勝利
- シェルビン・サンチェス (WBCバンタム級暫定王者) – 判定勝利
・敗戦
- スティーブン・フルトン (WBCスーパーバンタム級王者) – 判定負け
・KO勝利率
- 74.3%
・その他
- 2階級制覇王者
- WBCバンタム級王座を2度獲得
- 現WBCスーパーバンタム級王者
ルイス・ネリは14歳からボクシングを始め、17歳でアマチュアのリングに上がり、9戦9勝5KOという成績を挙げてプロへ転向しました。
その後、連勝を重ね、タイトルを獲得してきました。彼のキャリアは注目に値しますね!
井上尚弥が最後に負けた相手は誰?
井上が最後に日本選手に負けたのは、2010年11月の全日本選手権大会のライトフライ級決勝で、駒澤大学3年生の林田太郎選手に当時高校2年生の井上はポイント負けを喫しています。
林田太郎選手はこの勝利で全日本3連覇を達成!
しかし翌年は世界選手権の代表選考試合、そして再び全日本選手権の決勝で2度対戦しており、いずれも井上尚弥選手に林田太郎選手はポイント負けを喫しています。
それだけ井上尚弥選手の修正能力が高いということになります。
野辺優作選手というインターハイチャンピオンは高校時代に井上尚弥選手に勝っています。
まとめ
世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥がWBC同級1位ルイス・ネリと2024年5月6日に東京ドームで対戦することになりそうです。
井上尚弥vsルイス・ネリの勝敗予想は、圧倒的に井上尚弥選手が勝利を収めるという見方が強いことがわかりました。
しかし、海外の反応ではルイス・ネリの攻撃力の高さを評価している見方もあり、序盤は撃ち合いになるのではという予想もあります。
東京ドームに多くのボクシングファンが詰めかけることになりますが、井上尚弥選手がどのような試合を展開するのか大注目の一戦になりそうです。